わり切れない場合の計算のしかたをせつ明しよう!― 3年生 算数科 ―

 6月29日(木)の2限目、3年1組の子供たちは、算数科「あまりのあるわり算」の学習を行いました。

 ゼリーが14こあります。
 1人に3こずつ分けると、何人に分けられますか。

 前の時間に、自分の考えをつくっていた子供たちは、お隣同士のペアで、自分の考えを説明することから学習が始まりました。
 一人一人がノートに書いてあるので、自信をもってお隣さんに説明しています。

「3個ずつ囲んでやると、4人に分けられて、2個余る」
「式で考えて、
 14-3=11
 11-3=8
 8-3=5
 5-3=2」
「3人で分けると、3×3=9で、5個余る
 4人で分けると、3×4=12で、2個余る
 5人で分けると、3×5=15で、1個足りない」

 図で書いて考える方法、ひき算の式で考える方法、かけ算の式で考える方法が紹介されました。
 ところが、子供って素直ですね。
「余った2個は、どうなるの?」
と疑問が出されました。
 大人では、なかなか出せない質問でしょう。
 先生が、
「2個を半分ずつ切って4人に分ければ、いいんじゃない?」
と全体に投げかけると、
「切って分けて、どうするが?」
「問題には、『3こずつ分ける』と書いてあるから、切って分けたら3個ではなくなるから、ダメ。」
という考えが出され、2個を余りとして書いておくことを確認しました。

14÷3=4あまり2

 わりきれないときも、わる数「3」の段のかけ算をつかえば、答えが分かることを知り、その後、練習問題を行って、この時間を終えました。